■5月31日、番組ディレクターから予備取材の電話が入った。支団本部からあらかじめ話しはあったもののこの電話取材は予測していなかった。不意を突かれて、言葉を探し選ぶのに必死になっていた。(この会話を録音しておいて「編集者の声」とかなんとか言って放送で流す?まさか。しかも、音声を変えてあります・・なんて。パニクリ状態でなにショーモないこと考えてんねやろ。)受話器を置いた途端、ああ言えばよかった、このことも話せばよかったと後悔する。
■6月1日収録前夜、辻井支団長から電話ですぐ来い!との命令。直々の呼び出しにスッ飛んで行ったが、何の用で呼ばれたか真意が解せないまま時が過ぎる。(支団長一体何の用ですねん。私、明日の収録が気になって、それどころやないんですよ。)そろそろ日付が変わろうという時、支団長、おもむろに「田中真紀子の横で、シュッとメモを出す事務方がおるやろ」(???何のこっちゃ?)「明日ワシ、なに喋ろう?」(ズコッ!そんなん知りまへんがな!だいち、ひとのこと心配してる場合やおまへんねん。)
■6月2日いよいよ収録当日を迎える。支団長のおかげで、何の心の準備もできず、おまけに睡眠不足。まさにぶっつけ本番。午後1時、集会所に「とんぼ」の資料を持ち込み、編集会議の"セット"を思案する。
支団長や自治会長のことが心配で、防災福祉コミュニティの収録現場、長尾小学校に向かう。支団長が「待ってたで」という目で、迎えてくれた。(エライコッチャ!アカン!まだ期待されとる。)しかし、時間の経つのは早いもので、ばたばたしている内に収録の時刻が来てしまった。結局何の仕込みもできないまま本番を迎えた。
■コミュニティの訓練を収録する様子を撮影しようとカメラを構える。しかし、TVカメラの視線はどーもこっちにあるように思える。とんぼカメラマンの絵から「とんぼ」表紙オーバーラップか?(見事にそのとおりだった。)いよいよ「とんぼ」の撮影だ。編集会議はなかなかよかった。一夜漬けのアイディアとはいえ、みんなでわいわいやってるところを撮って欲しかったので大満足。(音声はちょっと使えないかな?)さらに「とんぼ(表紙)」を思ったより、たくさん抑えてくれたのでこれも大満足。(実際、地元ではこれが一番評判良かった。)あ〜終わった、終わった。打ち上げじゃ!しかし、ここからが大誤算だった。な、なんと、単独インタビュー。それが嫌で、折角編集会議をセットしたのに何でぇ。あとはナレーションかぶせるんとちがうんかいな。予測外に弱いんですよ、私。もーガタガタ。これまでに喋りすぎて、もう何にも出ぇへんがな。
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