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北神分署の車両ご紹介

2007/04/05
 
ポンプ付き救助車「北33」

北神分署に新たに配置されたポンプ付救助車を紹介します。
従来の車両は、平成3年度に購入されたもので老朽化が著しく、緊急車両として十分に活用できなくなったため、新車両が配備されました。
この車両は、北神地域の火災だけではなく、災害救助にも適した機能を有しています。
昨年の救助出動件数は41件(交通事故28件、山岳救助1件含む)でした。
車両の諸元:長さ 7,000@,幅 2,300@,高さ 2,780@,車両総重量 7,800@,
乗車定員  6人
装備機材:・エンジンカッター(障害となる物件の切断排除) 
・エアカッター(障害となる物件の切断排除、火気厳禁の現場で有効) 
・エアソー(鉄材、木材等を切断する携帯用鋸)
・チェンソー(動力にてチェーンを回転させ木材等を切断)
・スプレッダー(自動車のセンターピラーやドアー等の切断、隙間の拡張)  
・ウィンチ(車両の牽引、落下物の引き上げ)
・チルホール(可搬式ウィンチ)




2006/05/12
 
高所活動車「北28」

 今回ご紹介するのは、高所活動車「北28」です。
北神分署には、30メートル級の直進はしご車「北17」が配置されていますが、新しく15メートル級の直進はしご車「北28」が配置されましたので、ご紹介します。

このはしご車「北28」は、建設現場や電線工事等で活躍する高所作業車に、消防用はしご車と同等の機能を持たせた高所活動車両です。
13m級の直伸式高所作業車に各種消防用装置を取り付け、神戸市消防局では15m級はしご車として運用しています。

また、つぎのような特徴を備えています。

(1) 従来の15m級はしご車より一回りコンパクトな車体のため、有馬温泉街などの狭隘地区に進入しやすくなっています。

(2) 先端のバスケットは、180kg(2人)まで搭乗可能で、首振り動作が可能なため建物に密着させることができ、安全に活動できます。

(3) バスケットには、大光量ライト(メタルハライド400W)を備え、夜間には高所の塔先端から照明できます。

(4) バスケットに放水銃と、ブームに伸縮式配管を備え、ポンプ車から中継水を受けることにより、高所から素早く放水できます。

(5) コンピューター制御により、水平・垂直移動、ブームの伸縮・起伏・旋回、複雑なバスケット操作もレバー操作で容易に行えます。また、安全装置も充実し、ヒューマンエラーによる転倒事故等を防止しています。

(北神分署・D)

 

 




2006/03/07
 
高規格救急車「北93」

 今回ご紹介するのは、高規格救急車「北93」です。(写真1)
 救急車には大別して、以前から配備されていた「標準型救急車」と「高規格消防車」があり、どちらにも傷病者を搬送するのに適した設備とともに、観察および応急処置を実施するために必要な資器材が積載されています。

(1)高規格救急車とは
高規格救急車には標準型救急車の要件に加え、救急救命士が医師の指示を受けて行う 救急救命処置を行えるように、次のような特徴があります。

@除細動器などの救命処置に必要な資器材を安全に積載できる十分なスペースを有している。(写真2)
Aストレッチャー(ベッド)を左右に移動できるようにするなど、効率的に車内での処置ができるスペースを有している。

(2)救急救命士の行う救急救命処置とは
救急救命士は、呼吸や脈拍が停止している重篤な傷病者に対して医師の具体的な指示を受けて、「特定行為」と呼ばれる次の2種類の救急救命処置を行うことができます。  

@ラリンゲアルチューブなどの医療器具による気道の確保  
A静脈路確保のための輸液(点滴)
以前は特定行為の1つであった除細動(電気ショック)は、平成15年より医師の指示がなくても行えるようになりました。(写真3)

現在神戸市では、常時2名の救急救命士の資格を持つ隊員が乗車する体制をとり、全28隊が高規格救急車です。

(北神分署・T)

 




2005/12/27
 
はしご車「北17」

今回ご紹介するのは、はしご車「北17」です。
はしご車は、「直進はしご車」と「屈折はしご車」に大別され、
また、その長さにより「15メートル級」、「30メートル級」、「50メートル級」に分類されます。
「北17」は「30メートル級の直進はしご車」です。
これは文字通り、30メートルの高さ(おおよそ10階くらい)まで、直線的にまっすぐ伸びるはしごを搭載し、消火活動や救助活動を行う消防車両です。
それでは、火災時のはしご車の活動を順を追って、ご説明します。

1 火災建物にできるだけ接近する。
これは、建物から離れれば離れるほど、はしごの角度が寝てしまい、最大30メートル という性能が発揮できなくなるからです。 接近を容易にするため「北17」には、4WS(四輪操舵装置)が搭載されており、全長10.7メートルという長い車体を持ちながら、5.6メートルで旋回することができます。また、いわゆる「かに歩き」で横向きに移動することができ、幅寄せを行うことができます。

2 車体を支える脚を出し、はしご先端に人が乗るバスケットを伸ばす。
                         (写真1枚目)
車体の平衡バランスは、コンピューターが制御し、部署した場所の傾斜を、最大7度までコンピューターが自動で調整してくれます。 逆に言うと、これ以上の傾斜があると、機械的にはしご車の部署は不可能ということになります。

3 先端のバスケットに消防隊員が乗車し、2本のレバーではしごを伸ばし、
目的の階に上がっていきます。
バスケットにある2本のレバー(写真3枚目)で、はしごの「伸」・「縮」、「起」・「伏」、「右旋回」・「左旋回」を操作します。同時に2本のレバーを操作し、「伸ばしながら右旋回」の動きもできます。

4 目的の階に到達すると、消火活動や救助活動を行います。

「北17」はポンプを搭載していないため、放水するためには、ポンプ車から水の中継を受けなければなりません。水ははしごに這わせてあるホースを通って、先端まで到達します。
先端のバスケットの最大許容重量は、270キロになっています。従って、操作する隊員を含めて、大人3人程度しか搭乗することができません。
「北17」は上記の活動の他、はしごに付属するライトを使用して夜間の災害時における照明活動、水平(-10°まで可能)に18メートルはしごを伸ばせる性能を生かして、河川などに取り残された人の救出活動、転落した人の吊り上げ救出活動などを行うことができます。

(北神分署・D)

 




2005/12/19
 
化学車「北13」

今回ご紹介するのは、化学車「北13」です。

一般的に火災は水を用いて消火します。
しかし、「油火災」や「電気火災」などでは、水では消火することができず、逆に被害を拡げてしまうことがあります。 このような火災に出動するのが、化学車です。
「油火災」や「電気火災」では、水の代わりに消火薬剤による「泡」を用いて燃えてるものを覆い、酸素の供給を絶つ「窒息消火」を行います。
化学車には、この「泡」を作り出すための「水」1,500リットルと「消火薬液」を積んでいます。

泡を作り出す方法は二つです。

(1)水槽の水と、薬液槽の消火薬液を、車体内で混合し
   車体の上に装備している太いノズル(上から2枚目の写真)で泡を放射する
   やり方、
   これは大規模な火災時に使用します。

(2)水槽の水だけをホースに送り出し、
   手元のノズルのところで消火薬液と混合し、泡を放射するやり方、
   これは比較的小規模な火災時に使用します。
   この時は、車体内の薬液槽ではなく、ポリタンク(上から3枚目の写真)に
   小分けした薬液を使用します。

またその他に「車体内に水を積んでいるため、消防水利に部署しなくてもよい」という特徴を生かして、燃えているもののすぐ近くに部署して放水する、つまり、現場到着後、ホース延長に時間を費やすことなくすぐに水を出すことができます。

(北神分署・D)




2005/07/14
 
ポンプ付き救助車「北33」

北神分署のガレージには、7台の車両が並べられています。その内訳は、救急車が1台、消防車が5台、予防査察に使用するワゴン車が1台です。
今回から数回に分けて、これらの車両をご紹介します。

今回ご紹介するのは、ポンプ付き救助車「北33」です。

この車は、その名のとおり火災現場で放水するためのポンプを備えるとともに、救助用資機材を積載している車両です。車両前部は乗車定員6名のキャビンになっており、内部には煙の中で活動する際に使用する空気呼吸器、先日このコーナーでご紹介したAED(自動体外式除細動器)などを積載しています。

車両後部の運転席側には、山岳救助に使用するロープ類、交通事故に使用する油圧式救助器具、重量物を持ち上げるためのエアマットなどを、助手席側には、ホース、放水用ノズル、エンジンカッター、チェーンソーなどを積載しています。
また、車両後部には、ホース延長のための人力車(通称「落車」)を収納しており、電動リフトで上下するようになっています。
車両上部には、チタン製はしご、救助用担架などを積載し、これも電動リフトで地上に降ろすようになっています。

「北33」が出動するのは、火災、救助、高速道路救急、人命危険が大である救急などです。

ちなみに、「北33」の番号の意味ですが、北1から順に北2、3、4・・・・・33番目の車というわけではありません。
神戸市消防局の車両管理番号は、所属と車種によって決められています。
ですから「北33」の、「北」は北消防署所属の車両であることを示し、「33」は救助車であることを示しています。

(北神分署・D)

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NO.T001