災害時の情報収集伝達ワークショップに参加して

神戸市北消防団長尾支団 

 

10月30日午後、こうべまちづくり会館(元町通)において、「危機管理センター機能構築のための調査にかかるワークショップ」が実施され、「防災福祉コミュニティ(15名)」「消防団(8名)」「市民安全推進員(7名)」が参加しました。

このワークショップは『震災の初動期に知りたい情報・提供できる情報』を検証し、災害時の情報収集や伝達をより充実したものに改良することを目的に行われたもので、6名づつの5グループに分かれて、それぞれグループ毎にアイデアをまとめ発表しました。

テーマは、大地震の発生直後から72時間のうちに必要な情報は何か?またその伝達方法は?ということで、問題点の洗い出しやアイデアを出し合いましたが、電気や通信が途絶えている中での情報収集や伝達がいかに困難であるか、あらためて考えさせられました。「走って(自転車、バイク)」、「半鐘」、果ては、「のろし(花火)」、「アドバルーン」などのアイデアが真剣に検討されました。(実際、「半鐘」の設置は神戸市でも計画課題としているとか。。。。)

有効な双方向伝達手段のひとつとして、私たちのグループをはじめ、多くの参加者から「アマチュア無線」の活用が提案されました。すでに、兵庫県はじめ各自治体ではアマ無線家との連携システムが構築されているようですが、神戸市でも消防団や防災福祉コミュニティを含めたシステムづくりがすすむことを期待したいと思います。

みなさんも大災害時を想定して、家族や地域の方々との連絡、そして、今欲しい情報がより確実に得られ、伝えたい情報を発信するにはどんな方法があるのか、考えてみてください。

(2005/11 支団本部・流田)

 
 真剣にワークショップに取り組む市民防災関係者のみなさん